Go to BUILD WELL !! may the imagination be with you...........
s s s s 島国LEGOfanの悲劇
lego

(2002年作者注:このテキストは2000年に作成されました。LEGOを取り巻く状況は当時とは一変致しましたが
サイトのオリジナリティーを考慮し、当時のテキストのまま編集なしで掲載させていただきました)

日本人には売りません ニッポンジンはフシギだね。話かけてこないし。 レゴって日本で売ってるんですか? チョビットだけ売ってやろう 金払いはよさそうだね プレ値で売ってあげよう!金送りなさい。日本のミナサン。

「日本人はなぜここまでレゴ社から冷遇されているのか」
「アメリカ人はなぜここまでレゴ社から優遇されているのか」



これはワタシ小倉にとって長い間の研究テーマです。

単なる言葉の問題とは片づけられない何かがある。
だからこそ我々日本人は、製品供給においても、レゴ社との交流に
おいても、常に蚊帳の外なわけです。

では一体何が介在しているのか?
その答えを探し求める前に、我々日本のレゴファンの姿というものを
もう一度冷静に見つめ直してみることが必要なようです。


レゴに一番最初に触れる時期、それは世界のどんな人たちも
幼少期ということで納得いくはずです。
しかしながら成人してから(もしくはレゴに再び興味を見出すようになってから)
のキャリア、そして興味の対象によって、レゴというものに対する取り組み方は
かなり変わってくるのではないでしょうか?
それが純粋にレゴそのものに対してなのか、それとも
レゴのブランドへの興味や流行なのか。
この点はかなり重要かもしれません。
もちろんワタシとて、限定のサッカーレゴを追いかけていた時期もありましたし(笑)

限定崇拝の遺物、#880002!!! 今じゃもうこのセットは手に入らないねぇ

いずれにせよ、本格的にレゴに復帰した大人が造り上げる
インターネットのコミュニティーは1996年ごろにアメリカから
始まり、2年後には日本でも原始的なレゴコミュニティーが始まりました。

この後、レゴ社はこういったネットワークレゴコミュニティーとの
関係を模索していくことになるのです。

アメリカ人の アメリカ人による アメリカ人のための レゴ圧力団体! 文句あるか!俺たちゃLUGNETTERS! 新商品だって作らせるんだゼ。スゲーだろ。


Key Words「取り組み方と結束性」

この言葉は日本とアメリカの、レゴネットワークコミュニティーを
語る上では欠かせない物です。

日本のレゴファンの多く、というよりもその殆どは
レゴのキャラクター性や「可愛らしさ」に惹かれていることは
紛れもない事実であると思います。
しかしながらある意味でこれは「レゴの魅力の一部分」を重視した
特異な方向性ではないでしょうか。
つまり様々な魅力や楽しみがあるにも関わらず、日本人が
レゴに求める物は非常に偏っているのです。

この点ではアメリカ人のほうが遙かに様々なレゴの魅力を
満喫していると言えるのではないでしょうか。
広義でのレゴ、つまりミニフィグからテクニックまで幅広く
価値観を共有し、全ての魅力を理解しようとする、そんな姿は
残念ながら日本ではあまり見られません。

だからこそ一部のキーチェーンやTシャツなどだけが売れ、
一番大事なレゴブロックそのものが売れないことになる。
日本のレゴマーケットが読めない理由はこんなところにもあるのかもしれません。


そして常々ワタシが思うことなのですが、日本人とアメリカ人の
国民性の違いというのも無視できない要因です。
「素晴らしいと思うことだったらとにかくなんでも積極的に実現させる」
中国に対する執拗な人権改善要求に見られるように、アメリカ人は
こうした価値観を前面に押し出す傾向が強いですね。

ビバ!USA! ビバ!USA! ビバ!USA! ビバ!USA! ビバ!USA! ビバ!USA! ビバ!USA! ビバ!USA!

時にはこうした圧力や力は「押しつけ」に映ってしまうことも事実ではありますが、
しかしだからこそ彼らは、同じ趣味を持つ人間同士の有効な結束の実現に向けて
全員の力の方向性をまとめることが出来る、ワタシはそう考えます。

残念ながら日本人にはこれが出来ない。

価値観の強制とまではいかなくても、少し低いレベルでも
構わないからお互いに出来ることを模索する、残念ながらそれが日本人には
出来ないんですね。
もちろんこの点に関して日本人を「悪」と決めつけるには抵抗が
ありますし、それは適切ではないでしょう。
問題はむしろ「個」を重視しすぎる日本のレゴネットワークコミュニティー
の特性にあるのではないでしょうか。

「個」というのは確かに尊重されるべき物でしょう。しかしながら行き過ぎた
「個」への執着は「結束の力」を欠き、インターネット本来の目的や
ネットで得られる物を自ら放棄、もしくは封印することに繋がってしまう
ような危険性を感じさせます。


いずれにせよ、こうした「結束性」の問題をクリア出来たからこそ、
アメリカ人はレゴ社に対してネットワークコミュニティーの存在を認めさせ、
彼らの言質に耳を傾けさせることに成功したのです。
素晴らしいS@Hのサービス、新しい部品や魅力的なセット、そして
伝説のセットの復刻、これらは全てLUGNETというコミュニティーの元に
結束した彼らの「果実」ではないでしょうか。


世界に冠たるアメリカのレゴユーザーグループ! レゴ社もねじ伏せるその圧力! その気になれば不買運動だってやるゼ オレ達に逆らえると思ってんの?レゴ社なんてオレ達のパシリだよ、マジでさぁ


一番大事なこと、それは
「欲しい欲しいと要求するだけでは何も得られない」
ということです。
そしてこれこそワタシ自身を含めて全ての日本人が抱えた
一番の問題点なのかもしれません。



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