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s s s s Building the 700 Shinkansen
lego

みなさん、おかげさまでレゴ700系新幹線プロジェクトはようやく終了いたしました。
ずいぶんと長い時間がかかる仕事でしたが、やりがいもあり、苦労もあり、様々な思いでのつまった
作品になりましたが、いかがだったでしょうか?

さてここでは今回のプロジェクトを総括して、全体のお話からいたしましょう。

まずはなぜ今回のような大規模な車両になったかを説明することから始めようと思います。
みなさんが御存知の通り、レゴの列車というものはレゴの世界の住人たるミニフィグに対してその
縮尺が適正ではありません。ミニフィグが人間であったならこの大きさだろう、というスケールに対して
遙かに小型であるわけですね。これはそもそもTLGのオフィシャルモデルが幅を6ポッチにして
いたために、それがディファクトスタンダードだとされてきたからです。しかしこれではミニフィグは窮屈に
乗っているばかりか、レールに対しての幅とも矛盾が生じます。つまりレールの幅と車両の幅が
おかしいわけですね。ですから今回の700系のプロジェクトに際し、最初に考えたのが実物の
レール幅と車両幅との比率に近づけることでした。

御存知の方も多いかもしれませんが、日本の新幹線のレール幅は1435mm、つまり標軌なわけです。
日本の在来線は狭軌、つまり1067mmのレール幅なわけですから、新幹線はレール幅が広いんですね。
ここが一つのポイントにもなっています。つまり、レール幅が広いレゴで新幹線を製作する場合、そもそも
実物が標軌であるから再現しやすいということなのです。
ですから実物の標軌感を出すにも、700系は最適な素材だと考えたわけですね。幅を横8ポッチにすることで、
かなり見栄えがするようになりました。

700系はいかに実物のスケールをレゴの世界に持ち込むかという実験であったわけですね。
そしてそれは予想通り、素晴らしい車両ができました。


しかし今回のプロジェクトの最大の問題点、それは重量との戦いでした。
当初の設計図通りに最初製作した1号車はなんと1両だけで2.5kgもあり、5両連結時には
3モーターでもピクリとも動きませんでした。
さすがにこれはショックでしたねえ〜(笑)



この画像はプロトタイプをバラしている最中のものです。
お分かり戴けます?そう、徹底的な軽量化を余儀なくされたわけですね。
基本構造まで変更し、最終的には1.5kgまで軽く仕上げました。完成バージョンは中身が
殆どないスカスカです。多くの車両を製作してきましたが、こんなことは初めての経験でした。
そして次に現れた問題は、車体が長すぎるために連結面の位相が激しく、当初予定していた
カプラーなどの機構が組めなかった点ですね。これは残念です。

さて、今度はみなさんが不思議に思っているだろうパーツ関係の話をいたしましょう。
パーツの入手に関しては3月から動き始めましたが、これもずいぶん苦労しました。
ポイントは屋根と窓でしたが、予想に反して友人各位からのパーツ供給が多かったので
十分な量を確保できました。



概算なのですが、5両でおおよそ4000弱くらいのパーツ数になっています。
設計よりもはるかに少ないパーツで仕上げ、最小限の強度にとどめなければ
重量オーバーになってしまい、大変でした。



基本ブロックはこの状態でアメリカからやってきました。まさにブロックの佃煮ですね



これはプロトです。中身に補強材がギッシリと入っています。

こういった状況でパーツが徐々に集まり始め、最後のパーツがアメリカよりやってきたのは
6/24でした。足かけ3ヶ月以上かかって集めたパーツは膨大な量になりました。
本当にもう二度と新幹線はやりたくないですね(笑)
1両作ればいい機関車とは異なり、何両も製作を強いられる新幹線はやはり大変です。
最終的には15万くらいの予算で済んだのが不幸中の幸い?ですね(笑)

こういったプロジェクトは気苦労も多いですが、なかなかチャレンジしがいもありますね。
みなさんも挑戦してみてはいかがでしょうか?
最後になりましたが、このプロジェクトを支えてくれたEJLTCのメンバー各位に心から
感謝の意を表したいと思います。

2000 , 6/30
 小倉正之


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